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講演会のゲストに突撃!

2016.12.09

西川美和監督が、アセンブリーアワー講演会に登壇! 〜人生は行き当たりばったり〜

芝原 淳平

芝原 淳平(人文学部 社会専攻)

みなさん、こんにちは!人文学部 2回生のシバハラです!

 

肌寒い日が続き、いよいよ冬が近づいてきているのを感じます。

精華大は京都の岩倉という地域にあり、このあたりは冬になると急激に寒くなります。

ちょうど去年の今ごろ、同じ学部の先輩に「京都の山奥の寒さをなめたらいけないよ」と、言われたことを思い出しました。

 

さて今日は、そんな寒さを吹き飛ばす、ホットな話題をお届けします!

 

僕が前回のブログでご紹介した、精華大の公開トークイベント「アセンブリーアワー講演会」で、10月27日、映画監督の西川美和さんが登壇されました。

 

今回は、その講演会の模様をレポートします!

 

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西川美和監督のプロフィール

 

1974年 広島県生まれ。早稲田大学 第一文学部に在学中から、映画製作の現場でスタッフとして参加。以後、フリーランスの助監督を経て、2002年に、映画『蛇イチゴ』でオリジナル脚本・監督デビュー。数々の国内映画賞の新人賞を獲得。

第二作『ゆれる』も異例のロングランヒットを記録。続く『ディア・ドクター』『夢を売るふたり』でも一貫してオリジナルストーリーに挑み、常に創作活動が熱い注目を浴びている。

 

 

最新作『永い言い訳』のあらすじ

 

人気作家の津村 啓こと衣笠 幸夫(きぬがさ さちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなった知らせを受ける。そのとき不倫相手と密会をしていた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の一族 – トラックの運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。

保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを始めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・

 


 

西川監督が登壇される前に会場のスクリーンで、映画『永い言い訳』の予告映像が流れており、僕はこれから西川監督のお話が聞けることに胸を弾ませながら、講演会の開始を待っていました。

 

そして開始時刻になり、西川監督が登場。来場者の拍手で迎えられました。

 

西川監督は、学生の前で話す機会があまりないそうで、ところどころで学生とコミュニケーションを取りながらお話を進めていたことが印象に残っています。

西川監督の優しい人柄が溢れ出ており、僕らの背中を押してくれるような講演会でした!

 

 

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  • 映画監督になられたきっかけは、なんだったのでしょうか?

 

 

西川さん

 

「高校生のころは、漠然と文章を書いて仕事をしていきたいなと思っていて、早稲田大学の第一文学部に進学しました。けれども、文学部に在学していながら、ほとんど『文学』の勉強らしいこともせず、映画ばかりを観ていましたね。次第に、本当は映画関係の仕事に就きたいのかもしれないという気持ちが湧いてきたんです。

 

今も昔もあまり状況は変わっていませんが、映画製作会社で、大学生の新卒採用を行っている会社はとても少なかったんですよ。映画の世界への『入り口』が分からないまま、とりあえず映像業界に入れば、今後、映画の仕事に携わっている人と知り合うことがあるかもしれないと思い、とあるテレビ番組の制作会社の面接を受けました。

 

その会社に採用されることはなかったんですが、その面接で面接官をされていたのが、是枝裕和監督だったんです。是枝監督は、映画『ワンダフルライフ』の製作準備のためにアシスタントを探していました。私が面接の際に『映画関係の仕事をしたい』と言ったのを覚えていてくださって、後日『映画製作の手伝いをしてみないか』と電話が。就職先がなかなか決まらなかった私は、わらにもすがる思いで、是枝監督の助手にさせていただきました。

 

是枝監督の助手をするということはつまり、『助監督』になるということ。2〜3ヶ月が経つと、周りの先輩から『お前、助監督なのだから、さっさと脚本を書いて、20代のうちには監督になれるように頑張れよ』と言われるようになりました」

 

 

  • 映画監督という仕事に、どのような印象を持っていましたか?

 

 

西川さん

 

「是枝監督の作品だけではなく、様々な映画監督の撮影現場を手伝わせていただいたのですが、助監督の立場から監督を見ていると、あまりにも背負う物が大きすぎて、『とても自分には勤まらない』と、感じていました。私の目指す先に、その職業があるとは思えず、自信を失って、精神的・体力的にも非常に追いつめられた時期もあって…。

 

現場の仕事からは抜け出したいが、映画製作には携わっていたい。だったらどうしたらいいのか考えて、脚本を書こうと決めました。安直な考えだったのですが、『誰にも迷惑をかけない仕事』が脚本家だと思ったんです。

 

映画の脚本が募集されていると聞いたので、私は脚本を書き、まずは是枝監督に見てもらいました。すると、数日後に『一本目だから、ダメ元で自分でやってみたら?』と、是枝監督から連絡が来たんですよ。私はこれを機に、脚本家として生きていけるといいなと願っていたのに…。

 

そのとき是枝監督は、『万が一、誰か別の人に監督をお願いして、西川さんの描いたものと全く違うものができてしまい、それが仮に失敗作になると、その後の脚本家としての人生が途絶えてしまうかもしれないよ。そうなると、悔やんでも悔やみきれないでしょう。大変だと思うけど、少ない予算で製作する作品だし、失敗してもいいからやってみなよ』と、おっしゃりました。

 

その言葉に後押しされ、自分で監督をして完成させたのが、私のデビュー作『蛇イチゴ』です」

 

 

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  • 出来上がった作品をご覧になってどう感じましたか?映画監督を続けていきたいと思いました?

 

 

西川さん

 

「私の思い描いたことは、精一杯やりきったと感じました。そして当然、私一人の力で、この映画を完成させたわけではありません。一作目にも関わらず、非常に演技の上手い役者さんたちが出演してくださったり、技術のあるスタッフたちが集まってくれたりして、他の人たちに作品を『形』にしてもらったという気持ちでした。

 

でも、作品の試写の後に、製作スタッフの方にさっそく次の作品の話をされて、泣きそうな気持ちになりましたね。映画製作に携わり続けるためには、次の作品を考えていくしかなかった。他に生きる場所もなかったですし(笑)。

 

映画監督は、いつまでやっていられるか分からない。作品のアイデアが枯渇したら、もう終わりなのではないかという恐怖心があります。そのため、あらゆる判断や発想が湧くように、いろんなものを吸収しています。私自身が新しくて面白いと感じる映画を、撮り続けていきたいですね」

 

 

ここまで西川監督は、大学在学中から現在に至るまで、どのような経緯で映画監督になられたのか、包み隠さず話してくださいました。

映画を見終わった後に「あ〜、良い映画だった!」と、思えるような作品が生み出されるまでには様々な困難があり、製作チームが一丸となって、世の中に作品を発信しているのだと知り、ハッとしました。

 

長い月日をかけて制作された映画だということを味わいながら、再び『永い言い訳』を観てみたいです。

 

 

ここで、質疑応答の時間が設けられました。

僕はすぐさま手を挙げ、西川監督に、自分が普段悩んでいることをご相談することができました。

 

 

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  • 時間を有効的に使うのが下手で悩んでいます。西川監督はどのようにスケジュールを管理していますか?

 

 

西川さん

 

「私も時間の使い方があやふやで、小説は本当になかなか書けません。三行を書いては消して、一行分だけ残って、また三行書いて、削ってというような書き方なので、とても時間がかかるんです。

 

けれど本当に締め切りが近づいてきたら、1〜2ヶ月の間広島の実家に帰ります。親に食事、洗濯の面倒をお願いして、一日机で作業をしています。それぐらいしないと集中できなくて」

 

 

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西川監督も僕と同じような悩みを持っていたなんて…。信じられないです。

締め切り間近にならないと、お尻に火が着かず、作業がはかどらない…。

これは誰しも共通なんでしょうか。

 

 

講演会の最後に、西川監督から、学生に向けて熱いメッセージをいただきました。

 

 

西川さん

 

「実際、何かに打ち込みたいけれど、躊躇(ちゅうちょ)している学生さんもいらっしゃるかと思います。先ほどお話したとおり、私は漠然と映画の世界に入って、やりたいとは全く思っていなかった映画監督になりました。

 

行き当たりばったりで、自分に与えられたチャンスとか、やらないといけない仕事をこなしていくうちに、本当に自分が得意なものは何か必ず見えてくるはず。興味のあることをかたちにして、なんでも挑戦してみてください」

 


 

僕自身、将来どのような職種に就きたいのか悩んでいて、大学3回生に近づくにつれ、進路に向けての学習もしなければならないと焦っていました。

 

ですが、人生は行き当たりばったり。

西川監督のお話を聞いて、思いがけないところに出会いがあり、思いもつかないようなところでチャンスが降ってくるかもしれないと感じました。

いわば、行動あるのみですね!

学生のうちにいろんなことに挑戦・失敗して、次に繋げていこう!と、胸に刻みました。

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