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授業を覗いてみよう

2017.09.05

スタジオワーク講師の屋敷豪太さんにインタビュー!

福山 なみ

福山 なみ(ポピュラーカルチャー学部 音楽コース)

 

どうも皆さん、こんにちは!ポ学部音楽コース3年生のNamiyです。

今回インタビューをさせていただいた屋敷豪太さんは、音楽プロデューサー、アレンジャー(曲の構成や音をアレンジする役割)、ドラマーなど多岐に渡って活躍されています。過去には、ミュート・ビート、MELON、Soul Ⅱ Soulなど様々なバンドにドラマーとして参加されました。29歳の時に加入したシンプリー・レッドではワールド・ツアーを行い、同年にリリースされた「スターズ」が全米チャートで1位を獲得するなど、若くして素晴らしい功績を残されています。

なぜわたしがこんなに偉大な方にインタビューをすることになったかと言うと…なんとポ学部の授業『スタジオワーク』で、レコーディングについて教えてくださってるんです!(改めて、わたしはなんて良い環境にいるんやろう…)初めてスタジオワークで屋敷さんのお話を聞いた時から、「どんな学生生活を過ごされたんだろう…」と気になっていました。そこで、20代で既に音楽シーンの第一線で活躍された屋敷さんに、当時のお話を聞いてみたい!ということで、ドラマーとして活動を始めた頃のお話や、さらにスタジオワークの授業についても伺いました。

屋敷 豪太(やしき ごうた)

1962年2月26日生まれ。京都府出身。高校卒業後に上京し、バンド、ミュートビートを結成。1986年にはMELONに加入し、ヨーロッパ公演を行い、翌年にはレコード・レーベル、Major Forceを設立する。以後、海外で活動の幅を広げ、参加した数々の楽曲が大ヒットとなる。現在は日本を中心に、ドラマー・音楽プロデューサーとして活躍している。

 

 

とにかくドラムが好きだった。

---屋敷さんは高校卒業後にプロドラマーを目指して上京されたと聞きました。なぜそんな、怖いというか、思い切ったことができたんでしょうか。

屋敷:

うん確かに、いきなり上京するとか怖いよね。東京には誰も知っている人がいなかったし、今思えば無謀なことをやったなと思うけど。その当時は何も考えないで行っちゃった。とにかくドラムが好きで、「バンドを組みたい!プロドラマーになりたい!」って気持ちが強すぎたんだろうね。高校2年生くらいから、「プロのドラマーになりたいから、高校をやめて活動していきたい」って周りに言ってたし。家を早く出たかったのもあるけどね(笑)

---なぜ、東京だったんでしょうか?

屋敷:

高校卒業後にすぐ東京に行ったわけじゃなくて、2年間は京都にいたの。京都市内でバンドを組もうと考えていてね。もちろん、「ゆくゆくはプロになったら東京に行くぞ!」と思っていたんだ。でも、今はインターネットがあるから情報はいくらでも入ってくるけど、当時は携帯もないし、東京に行かないと分からないことがいっぱいあった。それに、やっぱり東京のほうが、新しい音楽の情報とか仕事とか、いろんなことの絶対数があるしね。だから、「プロになるまで待ってられない、勝負するんなら東京にいかなきゃ」と、上京してやろうと思ったんだ。


---若いってやっぱり行動力がありますよね。でも、プロドラマーになるビジョンはあったと思うんですが、具体的な形まで思い描いておられたんでしょうか?

屋敷:

具体的ではなかったかな。「ドラマーとしてバンドを作りたい、プロになりたい」って思いだけだった。だからその頃は音楽ビジネスの教養なんて全然なくて、プロデューサーやディレクター、レコード会社とかマネージメントとか…そういう音楽ビジネスのことなんて知らないから、「とにかくバンド作って売れたんねん!」ていう気持ちだけで走ってたね(笑)

---当時は、どんなバンドを作りたいと思われていたんですか?


屋敷:

とにかくグルーヴ(プレイヤーの音・テンポ・リズム・ノリなど全てがぴったりと合っている状態)がおもしろいバンドが作りたかったんだ。ある1つの国にフォーカスしたバンドというよりは、インターナショナルで世界中の人が楽しくなるようなグルーヴとか曲が作れるバンド。いろんな人種の人が集まったバンドを作りたいなとは思っていた。

---ええ!?そのときってまだ10代ですよね!?そんな若い頃から世界を視野に入れられていたんですか?

屋敷:

自分がドラマーだから、ドラムをいかに面白くできるかって考えてたんだけど、太鼓ってどこの国にもあるから、「世界中に通用するものだな」って思ってたんだ。ちょうど僕が東京に行った時は、時代的にもドラムマシンが出てきてたから、生のドラムだけじゃなくて、打ち込みとかサウンド面のことにも興味を持ち始めて。中にはドラムマシンのことを悪魔のようだと嫌ってたドラマーの人もいたみたいだけど。僕はもともとテクニックというよりは、サウンドとかグルーヴとかが好きだったから、機械でしか出せないグルーヴと人間でしか出せないグルーヴっていうのが大きくいえば2通りあるなって思った。で、機械と人間を持ち合わせれば、無敵だと思ったの。限界がないし。それを一緒に作れる人がいたら面白いんじゃないかって思って、ロンドンに行くのもその気持ちがあったからいけたのかも。


---25歳でロンドンへ行かれたんですよね。その時はどんなお気持ちでしたか?

屋敷:

その当時、日本の音楽は洋楽かぶれだったんだ。みんな輸入レコード買って、新しいものがあったら真似っこして、それしかできなかったのね。でも僕はもっと、オリジナルな曲作りを手がける人たちと、唯一無二の音楽を作りたかったんだ。だからロンドンに行こうと決めた時は、不安よりも、「どんな人と出会えるんだろうか、その人たちとどんな音楽が作れるんだろうか」っていうワクワクの方が勝ってた。

---英語は話せたんですか?

屋敷:

話せなかった。ロンドンに行った時、プロデューサーをしていた友達に、「レコーディングをやるから、ドラムの打ち込みとかを手伝って」って言われて現場に行った。そこで英語を覚えたって感じ。でも、英語を使って話してるだけじゃ、性格や人間性はわからないんだよね。そこで、音楽が必要になってくるんだ。自分が聴いてきた音楽で話が合うと、他人じゃないって感じるし。「お前もこの曲好き?俺も好き!」って、そういうので人間性が分かるから、話してて楽しい。音楽によってコミュニケーションが取れていったっていうのは絶対だね。

大学に行っていれば、もっともっと幅を広げられたんじゃないかなと思う。


---大学に行くメリットってなにがあると思いますか?

屋敷:

大学に行かずに音楽活動を始めた立場から考えると、大学に行っていれば、もっともっと制作の幅を広げられたんじゃないかなと思う。例えば、僕はアレンジやプロデュースもしたりするんだけど、プロデューサーがどんなことをするのかとか、アレンジャー(曲の構成や音をアレンジする役割)としてストリングス(弦楽器)の譜面を書くとか、音楽理論とか、そういうノウハウを知ってるともっと良かったかもしれない。ミュージシャンとしての技術を養っておくとか、音楽ビジネスのノウハウなんかもね。社会に出たらもう実践だけだから、自分が養ってきたことをどんだけ開花させるかのほうが重要になっちゃう。

大学は本当に素晴らしい所だと思うよ。大学で勉強していろいろ養って、それから外に出た時の視野は確実に広がるし、僕ももし大学に行っていればもっと違った人生だったんだろうなと思う。どっちがよかったとかじゃないけど。今は結果的に、僕は曲が売れてみんなに知ってもらえるようになったわけだけど、必ずしもそうなるかは分かんない。でももし、自分がまだ何をやりたいのか確実に決まってなくて、漠然と音楽をやりたい、ミュージシャンになりたいとかだったら、大学に入って、その間にいろんなことを吸収しながら活動するのも良いと思う。

---大学に行くか、大学に行かず社会に出るか、どっちが良いっていうのはもちろんないんですけど、経験することはとても大事だと思います。わたし的に、高校生の時にもっといろいろしておけたかなと思うんですよね。

屋敷:

そうかもねえ。でも遊びたいしねえ(笑)僕がこうして話せるのも今だからで、当時なんて遊びたいばっかりだったよ。変にがむしゃらになってストレス溜めるよりは、ゆるい感じで考えてたほうが良いと思う。高校のときに何もかも知って進路を決めるっていうのは不可能だから。好きなことに正直になったら良いと思う。やりたいことは一度突き詰めるのが大事かなあ。突き詰めて、「向いてないと思ったらすぐやめる!」くらい勢いのある方が良い。真剣にならないとわからないこともあるしね。でも1つ思うのは、若い時に旅はしたほうが良い。いろんな人種の人と話しをすること。騙されたり、何か盗まれたりもするかもしれないけど(笑)家庭や仕事があると、それがルーティーンになるから、今じゃないとできないじゃない?

時間との戦いだからね。

---スタジオワークで重要視していることってありますか?

屋敷:

僕と谷川さん(もう一人のスタジオワークの講師)が、これまで経験してきたことを基軸に、「何か伝えられたらいいな」と思う。3年生のスタジオワークは、2年生の時と違って、「みんながしたい!」って思うことのお手伝いをしていきたいと思ってる。スタジオ実践って言葉にしたら一行かもしれないけど、その中に何が含まれているかっていったら、すごい多くのことが含まれているから。エンジニアの勉強や、演奏とか、ある分野をメインにするわけじゃなくて、みんなで1つの作品を作るっていう目的がある。そのために何をしなきゃいけないのかというと、まずはプリパレーション(どのように進めていくか段取りを決めて計画を立てる作業)が重要かなと思う。時間との戦いだからね。

---それは、現場でも一緒ですよね。

屋敷:

そうそう。プリパレーションができていれば、時間の戦いじゃなくて、もっとクリエイティブなことができてくる。もう時間ないから終わらそうってなっちゃうと乱雑な作品になっていく。あとは、アレンジ・プロデュース・ミュージシャン・エンジニア・マネージメント的な、その全てがある程度わかるようにするのがスタジオ実践なのかなって思ったりもしてる。

---アーティストが演奏したり、エンジニアが録音したり、技術を学ぶのももちろん大事だけど、全体的に時間をどう使って流れをつかんでいくのかっていうのが大事ですね。

屋敷:

そうね。みんなそこにいないと進めないしね。誰かがぜんぜん違う方向に進んでいくと、時間のロスになったりする。でもそういうのは実際にスタジオであることなの。「俺はどうしてもこれがいいんだ」となった場合なら、そこでそれを納得させたらいい。

---各々が積極的に、役割や意見を持って動けたらいいですね。

屋敷:

自分の人生みたいなものだね。約5時間の授業時間も自分の人生なんだから、「自分は残り何をしよう」って分かってて過ごす5時間と、ぼ〜っとして過ごす5時間と、チョイスは個人個人なんだけど。でも、今はぼ〜っとしてても、3年後に動き出すかもしれないからね。自分なりに真剣に取り組めたら、必ず力になると思うよ。

---屋敷さん、ありがとうございました!

 わたしが初めてスタジオワークの授業で屋敷さんの話を聞いた時から、屋敷さんが自分くらいの年齢の頃、どんな想いで音楽活動に励んでいたのだろうととても気になっていました。今回お話をさせてもらって、音楽とドラムが好きな気持ちの強さが、今の屋敷さんに繋がっているのだなと感じ、わたしも音楽を好きな気持ちに正直になって活動していきたいと改めて思いました!情熱って、とっても大事ですね。

 

ポ学部ではスタジオ実践として、『スタジオワーク』という授業が2年生と3年生で履修できます。エンジニアやアーティストとして現場で活躍されている方を講師に迎えているので、より現場の雰囲気に近い作業を、自分たちで意見を出し合いながら進めることができます。今回インタビューさせてもらった屋敷豪太さんも、いつもたくさんのアドバイスをくださって、質問にも優しく答えてくださるので、アーティスト志望で自分の曲を形にしたい人や、エンジニアとして録音したい人、全体を指揮して作業を進めていきたい人など、どんな目的を持った人にも役立つ授業だと思います。

 わたしも、この授業で学んだことが生かされる日のために頑張るぞ〜!!

 スタジオワークで使用するスタジオは、高校生のみなさんでも、オープンキャンパスで見学が可能です。本格的で手の込んだ設備に驚くこと間違いなしですよ!授業やスタジオにも興味が湧いたら、是非音楽コースに来てみてくださいねっ!


 

学生ライター Namiy(ポピュラーカルチャー学部 音楽コース)

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