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セイカの学生

2016.11.25

〜芋と薬とお祭と!人間を救うのは芋なのだ!〜  木野祭レポート「日本芋十字社」編

中野 壽央莉

中野 壽央莉(デザイン学部 デジタルクリエイションコース)

三度の飯よりゲームが好きな「ことぶき」です。

初めての方は、はじめまして。

先日公開された、精華ラブライ部!の記事を読んでくださった方は、今回もぜひ最後までお付き合いください!

 

先日、華々しく行われた精華大の学園祭「木野祭」についての連載レポートです。木野祭開催中、ユニークなコンセプトで話題になった屋台「日本芋十字社」のメンバーに取材してきました。

 

「日本芋十字社」は、デジタルクリエイションコース(以下「デジクリ」)の2年生が考えた「病院」をモチーフにした屋台で、お医者さんと看護師さんに「芋薬(フライドポテト)」を処方してもらえる、とても斬新なアイデアのお店です!!

 

 

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このたび、たいへんおめでたいことに木野祭ポテト売り上げNO.1(自称)に輝いたとのことで、この屋台を企画した、デジクリの西井さんと小池さんに、その奮闘ぶりを伺ってきました!

 

それでは、どうぞ!

 

 

  • 今回、なぜ木野祭に出店しようと思ったんですか?

 

 

小池さん

 

「デジクリは基本的にみんな仲の良いコースなのですが、グループで制作するときに、一部の学生が同じクラスのメンバーの課題やプロジェクトになぜ積極的に関わろうとしないのか?ということを不思議に思ったことがあったんです。それをどうやって改善することができるのか、デジクリの教員である熊野さんに相談してみたところ、『木野祭で屋台を出すのはどうやろ?』と提案してくださったんです。つまり、クラスみんなで共通の目的をもって屋台を出すことで、団結力を深めていこうということになったんです」

 

 

西井さん

 

「私も以前から木野祭に出店してみたいという思いがあったので、この機会にメンバーを誘ってみました。みんなでどんな食べ物(商品)を出せば、足を運んでくれるお客さんに”おいしい”と言ってもらえるのか。当たり前のことなんですが、これをきちんと考えるのって楽しいことですから。どんなにかっこいいデザインや、おいしい食べ物でも、お客さんに届かなければ意味がないですよね。だから、どうしたら商品を買ってもらえるのか、リピートされるにはどうしたら良いのかを考えるのが大切ですし、私自身そうしたことを考えるのが好きでした。お店のこだわりや価値観を相手(お客さん)に伝え、それに納得してお客さんが商品を購入できたり、またお店側もお客さんの行動をみて新しく学んだり、お互いが良い感じで作用し合える関係に興味があって、今回の屋台の企画にも生かせると感じました」

 

 

  • なぜ、病院がコンセプトのお店にしようと思ったんですか?

 

 

西井さん

 

「あるテーマに基づいて運営されるカフェのことをコンセプトカフェと呼んでいるのですが、『日本芋十字社』もその手法を取り入れることからはじめました。最初は農民や海軍など、本当にいろんな案が出たのですが、そのなかでも医者が有力案として残ったんです。コスチュームを着て、お客さんのためにパフォーマンスをすることがひとつのブランディングになると思い、まずは白衣やナース服といったコスチュームから”病院”というモチーフをかためていきました。人間の本音のフェチズムにちょっとでも触れるようなサービスを提供してみたかったというか、一般的に良いと言われる常識的ものだけではなく、少しズレた価値観でやってみることに挑戦してみたんです。海軍カフェはなんとなく想像つくけど、病院カフェのほうがちょっとあぶないイメージで興味がわきませんか?(笑)」

 

 

  • 変わっているといえば、フライドポテトが入っている袋は、本当に薬をもらう袋のデザインで斬新でした。

 

 

小池さん

 

「西井さんがつくった袋なんですけど、あれは良かったですね。実際に反応もあって、日本芋十字社のTwitterに載せたら、100リツイートを超えたのでうれしかったですね!」

 

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(これがフライドポテトが入っていた袋。食べ物を処方箋の袋に入れるなんてとてもおもしろいし、購入したときに特別感を感じました!)

 

 

西井さん

 

「そうしないと他の店と差別化ができないんですよ。フライドポテトを売る屋台は、ほかに3軒もあったので。それに、まるで処方薬をもらうようにポテトを渡されるのが、精華大生の文化に合うんじゃないかなと思ったんです。いま流行ってる『ゆめかわいい』(パステルカラーにメルヘンなモチーフを取り入れたファッションカルチャーのこと、注射器や薬などのアイテムを入れることで「ゆめ」の危うさやかわいさを表現する)に通ずるから好きなんじゃないかと(笑)!また、来店する人にとっても学園祭というハッピーな空間なのに、”病院”という真逆の状況に置かれるおもしろさを感じてもらい、私たちとともにギャップを楽しんでほしいと思いました。お客さんを患者さんに見立て、私たちが医者という設定にすることで、単なるお客さんと店員ではなく、どこか『ごっこあそび』をしているみたいな感覚が生まれ、お互いに話が弾むんじゃないかと考えたんです」

 

 

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(みなさん衣装似合ってますね!格好だけじゃなく、お客さんにかける言葉やサービスなど、一つひとつにこだわりが感じられます!)

 

 

  • そもそも、なぜポテトを売ることにしたんですか?

 

 

西井さん

 

「初めはプリン春巻き(春巻きの中にプリンを入れた食べ物)をつくる予定だったんです。木野祭の人気フードに『みたらしドッグ』(アメリカンドッグの中にソーセージではなく、みたらしとあんこのだんごが入った食べ物)というものがあるんですが、それに対抗して変わり種っぽさを狙ったんですよ。けど、自分がお客さんの気持ちになったとき、学園祭では甘いものより塩っぱいものの方が食べたいし、そもそも味覚的にも自分の好みだったので。そこは自分を基準にしてこだわってみようと。『ポテトのほうが売り上げが見込める』と仮説を立て、フライドポテトを売ることにしたんです」

 

 

  • 味は6種類ありますが、なぜその6種類にしたんですか?

 

 

西井さん

 

「味は、塩とシーズニング5種があります。シーズニングはカレー、伊勢エビ、いちごみるくシュガー(いちごの味がするピンク色の砂糖)、チーズ、醤油バター。ひときわ異彩を放つ『いちごみるくシュガー』は、甘い味が好きで冒険したい人のために用意しました。それと『いちごみるくシュガー』ってネーミングは、よく”ゆめかわいい”でも使用されている言葉なので、 精華大生が好きそうだなと思ったんです(笑)。ほかの味はシーズニング班にお任せしたんですが、予算内で検討して、変わり種あり、めっちゃおいしいのあり、無難なのもありと、バランスをみて用意してくれたんですよ」

 

 

小池さん

 

「ほかにもシーズンニング同士をミックスしてみたらどうかと思い、一度チャレンジしてみたんですけど、伊勢エビと醤油バターを混ぜたら何の味かさっぱり分からなかったのでやめました(笑)」

 

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  • おいしそうに見せるために、どんな工夫をしましたか?

 

 

西井さん

 

「じつは、初めからおいしそうに見せようとは思わなかったんです。薬がテーマだし(笑)」

 

 

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(この色けっこうどぎついですよね〜。でも、見た目を裏切るほどの美味!ポテトを食べているのに、味は甘くてイチゴ味がするので不思議な感じがしました)

 

 

  • なるほど。そこまでコンセプトを徹底していたんですね!ほかに工夫や苦労したことはありますか?

 

 

西井さん

 

「値段設定に悩みました。利益のことを考えて、もう少し値段を上げたかったのですが、ほかのお店と比べて高くなるので我慢しました!あとは、Twitterで定期的にツイートしたり、メニューの文字を見やすくしたり、細かいところも意外と力をいれたんですよ。苦労というか失敗談としては、衣装手配の段取り不足。白衣を注文したとき、スケジュール的にギリギリだったので、届くまでのあいだは演劇部に衣装を借りたりして迷惑をかけましたね(笑)。それと、小池さんが考えてくれた『お大事に』という言葉(普通のお店なら、商品を購入したお客さんに「ありがとうございました」と言うところを、芋十字社では「お大事に」と言う)。”この『お大事に』が良いから、また来たくなる”って言ってくれたお客さんもいらっしゃいました。いい工夫だったと思います」

 

 

小池さん

 

「努力の甲斐あって、ほかのフライドポテトを売っていたお店よりは、繁盛していたと思います。結構、人だかりもできたりして」

 

 

  • 「お大事に」なんて屋台ではまず言われないですし、病院で当たり前のように耳にしてきた言葉ですよね。だからこそ、シチュエーションが異なるとすごく「目新しさ」を感じたのだと思います。あと「診察券(日本芋十字社を利用するたびに、これまでの味付けを記録してくれる券)」も良かったです。リピートしたいと思えるきっかけになりました。最後に、京都精華大学を志望している受験生や、このブログの読者の方に何かメッセージをお願いします!

 

 

小池さん

 

「日本芋十字社のTwitterを見てほしいです!これからも定期的にツイートする予定なので。そして、もし日本芋十字社に興味をもってくださる方がいたら、ぜひ入学後に”通院”してみてください!」

 

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コンセプトが明確で、ポテトの味付けも斬新。ついつい、また来たくなるようなサービスも満載の日本芋十字社さん。

 

来年も日本芋十字社に通って、芋薬を処方してもらいたいと思います!

 

 

最後まで読んでくださった読者の方、ありがとうございました!

これからもセイカ探検隊の学生ブログをヨロシクお願いしますー彡:D)8┓ペコリーヌ